2023.02.13
転職やキャリアの可能性を自ら狭めてしまう「先入観」の危険性
こんにちは。リージョナルキャリア大阪(株式会社グリッド)の吉田です。遅くなりましたが、2023年1回目の投稿です。今年もよろしくお願いします。
年が明けてからここ2ヶ月間は20代の方を中心に、初めて転職を考えるようになったという方と面談する機会が増えています。その中で感じることは、「企業規模」「業種・業界」「職種」などについて、先入観を持っていたり、一面的な見方をしてしまっている方が多いという事です。
そこで今回は一面的な見方をしている方の例を挙げながら、「同業種・同業界」「同職種」「同規模」でもそれぞれ多様性があるという事を知っていただき、我々コンサルタントにご相談いただくきっかけにしていただければと考えています。

それ、勝手な「思い込み」かもしれません
私が転職希望者との面談の中で、先入観を持っていたり、一面的な見方をしていると感じるのは、例えば以下のような例です。
コンサル業界は激務
こちらは昔のイメージが残ったままになっているのかもしれません。会社によっては、激務という環境もあるかもしれませんが、近年は多くの企業が働き方改革により残業の適用ルールを厳格化したり、フレックスタイム制やスマートワークの導入により働きやすい環境に取り組んでいます。
また、戦略系、総合系、IT系、シンクタンク系、監査法人などの種類やプロジェクトの時期により差があるかもしれません。中には、月平均の残業時間は20~25時間程度という企業も出てきています。
メーカー営業は楽で安定している
なぜかメーカーでの営業は楽で安定しているという印象を持っている方が多いです。特に"隣の芝生が青く"感じるのか、無形商材で営業をしていた方に多いようです。しかし、こちらも会社によって様々です。
相当な商品力がある企業に勤めていた場合、あまり努力をしなくても売れていくという場合もありますが、売上目標の高い企業もありますし、既存の取引先だけで売り上げの維持や成長を続けることが難しいというケースも珍しくありません。
新規開拓をする場合、飽和状態のマーケットでかなりの営業力が求められることもありますし、商品力に頼った営業を行いすぎると、力がつかないまま歳を重ねてしまうこともあります。
同業界のA社とB社でも、置かれている立場や環境によって営業の仕方が全く違うこともありますので注意が必要です。
営業はノルマや目標が厳しく、管理部門は楽な仕事ができる
こちらも特に営業経験者の方にありがちなパターンです。数字を追うことに疲れたため、管理部門に転職したいという方がいますが、管理部門が楽ということはまったく当てはまらないと考えています。
中には指示されたことをこなすだけという環境もあるかもしれません。しかし、私が知る限り、管理部門においても目標(数値を含む)を持って仕事をされている方がほとんどです。
何よりも、勉強をし続け、新しい挑戦をしなければキャリアアップできないという環境が多く、営業よりも自身の時間を使って自己研鑽をする必要があることが多い印象です。
その他にも、『大手企業は安定していて、ベンチャーや中小企業は先が心配』、『同業界であればどの会社も似たような仕事・風土』など、例を挙げるとまだまだ出て来ます。

コンサルタントが多面的にアドバイス
面談の際には上記のような内容について詳細な説明をさせていただくので納得いただくことが多いのですが、例えば求人票だけを見た際に、選択肢になると考えておらず、見向きもしていない業種・業界や職種があったという方もよくいらっしゃいます。
また、同じ業界かつ同じ職種でも企業の社風や文化の違いによって仕事の進め方や労働環境が全く違うということもよくあります。私たちは転職理由や転職して解決したいことなど、お話を伺った上で、その内容に適した具体的なお話をさせていただいています。
ネット上や求人情報だけでは分からないこともたくさんあると思います。今年も引き続き個別相談会を実施しておりますので、「求人の選択肢を広げたい」、「どのように方向性を決めたらよいか分からない」など、今後の選択肢についてご相談したい場合はお気軽にご登録ください。
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