2021.06.02
孫子に学ぶ? 面接での成功への近道。
リージョナルキャリア大阪の吉田です。
私は古代中国の春秋戦国時代末期における、戦国七雄の戦争を背景に描いた漫画「キングダム」をかれこれ10年以上愛読しています。
映画化もされましたし、ファンの多い人気漫画の為、知っている方も多いと思います。
前職の営業マン時代から主人公の目標設定の高さ、壁を乗り越えながらライバルと切磋琢磨する様子、常識にとらわれない行動力、上官や仲間に愛される性格などに刺激を受けつつ、自身のモチベーションに影響を受けていた事を思い出します。
また、会社経営や組織の在り方、リーダー像などビジネスにおいての大事な考え方も学べると思っています。
読んだことがない方はぜひ読んでみてください。
1巻から読むと時間はかかりますが、止まらなくなるはずです。
また、キングダムでは登用、昇格、移籍といったような、現代の採用戦略や個人のキャリアに関する事にも触れられており、
昔から人材というものは、組織の成長や発展に欠かせないもので、重宝される人材は今も昔も変わらないのだと感じています。
さて、私たちは今も昔も組織運営にとって大事な人材についてのサービスを行ってますが、今回は面接の準備について触れたいと思います。
今までたくさんの方のお手伝いをしてきましたが、面接が上手くいく方、上手くいかない方、転職活動中に成長する方など色々な方とお会いしました。
面接が上手くいく方と上手くいかない方は何が違うのでしょうか。
それは、「自己の振返り・理解」と「企業や求人の理解」を両方できているかにあると思います。
面接ではほとんどの企業が「転職理由」、「転職で何を実現したいか」、「なぜウチの会社なのか」、「どのようなスキル・経験が活かせるか」といったことを問われます。
「自己の振返り・理解」はできていても「企業や求人の理解」ができていなければどこかで整合性が取れなくなりマイナスがついてしまいます。またその逆も然りです。
孫子の兵法で言う「彼を知り、己を知らば、百戦危うからず。彼を知らずして己を知らば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず危うし」です。
すいません。むりやり冒頭の春秋戦国時代に結び付けた感がありますが、書類の提出前にしっかり自身を振り返り、企業の事を知り「転職の理由・目的」に合った選択をしているかを考えるようにしてみてください。
目の前の問題解決を優先し、自身の振り返りが不足したまま、キャリアプランをあまり深く考えずに転職活動を始める方もいるように見受けられます。また、どんな求人があるかといった物件探しをするかのように求人を探していらっしゃる方もいます。「とりあえず合格するために10社-20社受けましょう。」という言葉に注意して、まずはしっかり準備するようにしてみてください。
より良い条件に移ることは決して悪いとは思いませんが、求人だけを意識して活動を開始する方ほど、面接でうまくいかず、準備していれば合格できたせっかくのチャンスを失なっていたりしています。また、運よく入社できても思ったほど力が発揮できず相談に来られる方もいます。
中長期的な転職成功の為に、私たちはそのきっかけになるお手伝いをしたいと考えています。